前回のつづきです。
前回の記事はこちらから読めます↓
病院に向かうときや、入院時、退院後の注意点について、医師に聞いたり、調べたりしたことや考えたことを「4.注意点まとめ」にまとめましたので、お急ぎの方はそちらから先にお読みください。
夜間診療所~2回目の熱性けいれんの経過。
二男は熱が40.1度あり、熱性けいれんによる短時間の意識消失があったため、20時からの夜間診療所へ行くことにしました。
夜間診療所までは家の車で向かったのですが、運転者があせってしまうと危険なので、はじめての熱性けいれんの場合は救急車を呼んだ方がよいと書かれている本もありました。
夜間診療所では、診察とインフルエンザの検査もしてもらい、インフルエンザは陰性。
18時半頃の意識消失は、軽い熱性けいれんだったのではないかとの診断でした。
解熱剤を処方してもらうのかと思ったのですが、熱が下がっても、また上がるときに熱性けいれんが起きやすいので処方しないとのことでした。
帰ってからまた熱性けいれんが起きたら、総合病院の救急を受診するように言われて帰宅。
1回目の熱性けいれんで意識がなくなったとき、どうしたらいいかわからずこわかったので、帰宅してからネットなどで熱性けいれんが起きたときの対策を調べておきました。
23時頃、寝ていた二男が泣いて起き、抱っこしたところ、今度は両手両足をビクビクと周期的に動かし始めたので、今度は刺激しないように、抱っこしたまま静かに見守っていました。
目は1点をみつめたり、また白目になったりしていましたが、この時は息が止まった感じはなく。
対策を調べておいたおかげで、最初よりは落ち着いていられましたが、それでも心臓はずっとドキドキドキドキ…これ以上、悪くならないで!と泣きそうでした。
けいれんの時間は3分くらいでおさまりましたが、夜間診療所の医師の指示にもあったとおり、近くの総合病院の夜間救急を受診することにしました。
3歳の長男も起こして連れていきましたが、眠くて不機嫌だし、もちろん二男もずっと泣いていて…夫と交代で2人を抱っこしながら、夜間救急の診察の順番を待ちました。
診察の結果、1日に2回熱性けいれんを起こした子どもは、またけいれんを起こす可能性があるので入院をすすめますと言われ、入院となりました。
身も心もすり減った入院生活。
熱以外の症状はほとんどなかったので、水分と電解質を点滴する以外は薬は使われませんでした。
心電図や呼吸数、血中の酸素濃度などをモニターしつつ、症状の様子を観察しますと言われ、24時間付き添いが始まりました。
小さな子ども用ベッドは1畳くらいの大きさしかなく、子どもが誤って落ちないように、ベビーベッドのように可動式の柵がついています。
子どもがまだ小さいため、このベッドで添い寝するのですが、体調も悪く、体中に点滴のチューブやモニター用のコードがついた状態なので、二男はずっとぐずぐずと泣いていました。
まだ卒乳前なので、授乳に頼りながら、なんとか夜を明かしました。
1番つらいのは二男…でも、それを見守るしかないのもつらくて。
点滴のチューブは痛々しいし…。
モニターのコードもすぐに取れてしまって、何度も看護師さんを呼びました。
あーこのモニターがコードレスにならないのかな…そしたらどれくらいの患者さんや付き添いの方が楽になるのかな…
病室はなんだか暑くて、ほかの部屋のちいさな患者さんのがんばってる泣き声もたくさん聞こえて、夜はほとんど眠れず。
ぼんやりした頭でいろんなことを考えました。
次の日も、まだ39度台の高熱が続きました。
両家とも、車や電車で1時間~2時間くらいの距離。
この日は両家の両親も家に駆けつけてくれ、長男をみていてくれたり、食糧を補給してくれたりしてとても助かりました。
次の月曜、火曜は夫が仕事を休み、家に母と弟がいないことで精神的に不安定になっている長男のお世話、家事、入院中の洗濯物の持ち帰りなど、いろいろとこなしてくれました。
この頃になると、二男の熱も下がりはじめ、モニターをはずしてよいことになったので、二男も少し自由になって機嫌がいい時間も増えました。
そして、長男の不安定を理由に、できたら早めに退院したいと医師にお願いして、火曜の午後には退院できました。
退院日の朝、体をふいていると背中一面にうっすらと発疹が…。
高熱は突発性発疹からくるものだろうと診断されました。
退院後の様子。
退院後は、少しぐずぐずが多かったり、食欲がなかったりするものの、ほぼいつもどおりに生活できるようになりました。
二男は10ヵ月くらいから歩き始めたので、わりとしっかり歩けていたのですが、退院後はフラフラしたり、よく転ぶようになり、何か後遺症でもあるのではと夫と心配していました。
退院2日後に外来受診したので、その際に医師に聞いてみたところ、けいれん後の子どもにはよくあることで、次第によくなるそう。
また、ぐずぐずや食欲も、突発性発疹によくある症状のようで、現時点ではだいぶよくなりました。
いつもどおりの二男の笑顔や元気なはしゃぎ声が聞こえるようになり、本当によかったー!と胸をなでおろしています。
注意点まとめ。※お急ぎの方はこちらからお読みください。
病院に向かうときの注意点
- 特に初めてのけいれんの際は、家の車で向かうと運転者が動揺して危険な場合もあるため、救急車を呼びましょう。
入院中の注意点・考えたこと
- 特に小さな子どもの場合、点滴などで自由がきかず、不機嫌になることが多いです。抱っこで動ける範囲も限られるので、お気に入りのおもちゃや寝具などがあると少し気持ちをまぎらわせることができるかも。(持ち込みについては、病院の方の指示にしたがってください。持ち込みの食べ物など、禁止されることがあります。)
- 病室の温度や乾燥が気になりました。付き添いの方が体調を崩すとさらに大変になります。マスクや着替え、水分、気分転換できるものなど多めに用意しましょう。
- 付き添いの方は、身も心もすり減ります。付き添いの方の精神的なサポートもしてあげてください。
退院後の注意点
- けいれん後には、足元がおぼつかずフラフラしたり、転んだりすることが増えるので、気をつけて見守りましょう。次第にもとのように歩けるようになりますが、あまりに長く続く場合は医師に相談を。
- 熱性けいれんを起こした子どもの約半分は、生涯に1度しか熱性けいれんを経験しないとされています。しかし、再度熱性けいれんを起こす場合も想定して、その場合の対処法など心配なことを担当医に聞いておきましょう。
- 家族の中に熱性けいれんを経験したことがある方がいる場合、熱性けいれんを起こしやすいとされています。うちの場合も、夫が小さいとき4度ほど熱性けいれんを起こしたことがあるそうで、二男もまた熱性けいれんを起こすのではと心配しています。引き続き、注意深く見守りたいと思います。
家族みんなで過ごせる時間が、どれほど貴重で、かけがえないものか…
子どもが入院するまで、わかっていたようで、全然わかっていなかったんだな、と。
子どもが入院中は、テレビもラジオもなく、考える時間がたくさんありました。
入院中に考えたことについて、また次回にまとめたいと思います。
長くなってしまいましたが、ご興味があればおつきあいください。
それでは、今日も心晴れる1日を:)
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