つい先日のことです。
保育園の帰り道で、
「夜ごはんに何食べたい~?」
なんて話していたら、
「たまごやき!」
と長男。
ちょうどその日は卵を使いきってしまっていたのですが、これから買い物にいくのは大変だな…と迷っていたら、長男が急に
「いっちゃんが買ってきてあげるよ!」
と言い出しました。
長男は5歳、もうすぐ年長さん。
ずっと買い物に興味がありそうだったけど、急に言い出したから私もびっくり。
家から100mくらいのところに、こじんまりとしたスーパーがあり、よく一緒に買い物にでかけます。
あそこなら、いっちゃんおつかいできるかもしれない…?
「はじめてのおつかい」という人気番組をよくみていたので、
「だ~れにもな~いしょで♪…」
頭の中にはテーマソングが流れはじめ…。
私の頭にも、「おつかい、やらせてみようかな…?」という気持ちが少しずつ膨らんできました。
はじめてのおつかい大丈夫?
とはいえ。
さすがに長男1人で家からスーパーまで行かせる勇気は私にはありませんでした。
スーパーまでは車道を渡ったりする必要もなく、歩道を歩いていけるけど、道沿いのお店や家の駐車場から車が出てくる可能性があるからです。
それから、スーパーの駐車場での事故も心配。
そこで、スーパーまでは私も一緒に行き、スーパーの入り口からは長男1人でおつかいし、私と二男&三男はスーパーの入り口で待っている…という流れに。
(スーパーの外にはセール品などが出されているので、3歳の二男もそこで物色しながら待っていられました。)
最初は家からのおつかいがしたい!と息巻いていた長男も、なんとか説得に応じてくれました。
明確にミッションを伝える
さて、今回のミッションは、
10個入り卵パックを2つ買ってくる
です。
初めてのおつかいが卵ってハードル高…!
番組だったら、絶対帰り道に割るやつ…!
…と思ったけれど、長男がちょうど言い出したのが卵だったからしかたない(笑)
ここで思ったのが、子どもに「どんなものを、どのように買うのか」を伝えることのむずかしさです。
- 卵のパックでも「何個入り」のものか?
- いくらのものを買うか?
- なかったら、どうするか?
- 取れない場所だったらどうするか?
大人なら臨機応変にできるでしょうが、子ども、しかも初めての買い物…となると、なるべく明確に買うものを指示し、困った時の対処法を教えてあげる必要があります。
今回は、こんな風にお願いしてみました。
- 10個入った卵のパックを2つ買ってきてね
- 卵売り場の確認
- 値段が1番安いのをかごに入れてね
- 取れない場所だったら、お店のひとに言って取ってもらってね
- もし、いいなと思う卵がなかったら戻っておいで
本当はメモがあった方がよかったのですが、今回は急だったので長男の記憶力を頼りにしてしまいました^^;
そして、わけわからなくなった時の対処法も伝えました。
- ひとまず、わからないことがあったらお店のひとに聞いてごらん
- それでも、どうしてもわからなかったら、戻ってきてね
そして、小さなお財布に500円分のお金だけ入れて、GO!してみました。
意外と、わかってなかった
…で、どうなったか、というと。
はい、すぐに長男戻ってきました…ちーん。
最初の勢いは如何に…。
話を聞くと、まず
「卵がどこにあるかわからなかった…」
とのこと。
最初に確認したけど忘れてしまったようです。
その後、もう一度GO!したのですが、また帰ってきてぐじゅぐじゅ何か言っている…。
私もよく理解できなかったのですが、おそらく長男が言いたいのはこういうことなんじゃないかと↓
「卵のパック、2個買ったら、お金が足りるかわからない」
うーん、そうかーそうきたかー。
「(1番安いの買えば)500円以上にはならないと思うから、持ってるお金を全部出せば足りるよ。あまった分はおつりくれるから」
といった感じで説明したのですが、
「…おつりって何?」
おぅおぅ…おつりを理解せずにお買い物しようとしてたのかい。
よく考えたら、たしかにちゃんとおつりの説明してなかった私が悪いのですが…。
いや~本当に、お金について子どもに教えるのってむずかしいな~と思いました。
実は、お金の大切さ、モノの価値など学んでほしくて、長男には早い段階からおこづかいを使っておやつを買ったりさせてきました。
▽3歳からお小遣い制を始めてみたものの、時々、ひいおばあちゃんからお小遣いをもらうようになり、増えすぎてしまうのもどうかと思い、今は月々のおこづかいはお休み中です。
買い物のときも、私がお金を払うところを見ていたし、お買い物ごっこをしているので買い物の流れについては理解していると思い込んでいました。
それでも、いざ自分1人でやるとなると、よくわからなくなるもんなんですねー。
子どもの目がキラキラすること、やらせてあげたい
そうこうしているうちに、3歳の二男が「うんち~」と言い出し…
「いっちゃんはもう一度、卵みてきてね!」
と言い残し、私と二男、三男(抱っこ紐)はトイレへ…。
わたわたと戻ってみると、そこには、卵の入った袋を手にしたにこにこの長男の姿がありました。
聞くと、レジでお店の人に聞いてお金を払ってきたそう。
「待ってるおばあちゃんに、えらいねぇって言われちゃったよ!」
と、ものすごーく満足した表情。
むずかしいことでも、自分で決めて、1人でやりとげた!
そんな達成感は、子どもを確実に成長させるのだなぁ…。
そのときの長男の目、忘れられません^^
そして、実際にやってみることは、机の上でのお勉強や、ひとがやるのを見ているのよりも何百倍も何千倍も、身になることなのだなぁと再確認させられました。
その夜は、長男の買ってきた卵で、おいしい卵焼きを食べましたとさ♡
はじめてのおつかいで注意したいこと
今回、はじめてのおつかいを経験してみて感じたことを以下にまとめます。
- 安全を1番に優先すること(経路や駐車場、不審な人物への注意)
- 子どもの慣れ親しんだお店を選ぶ
- 最初は無理なく、お店までは一緒に行くのもアリ
- お店の混雑していない時間帯を選び、お店の迷惑にならないよう配慮する
- 子どもが買うものは、なるべくわかりやすく、親しみがあるものにする(メモがあるとよい)
- 困ったときにはどうしたらいいか?の対処法を子どもに伝えておく
- 事前にレジでのシミュレーションもできていたらよかったかも…
悲しいことに、物騒なことも起こる世の中ですが、子どもの「やりたい気持ち」をなるべく安全な形で実現できたら…と思っています。
もちろん、最大限の注意を払って、無理することはありませんが…。
子どものやる気が目に見える時というのはとても貴重な瞬間だと思うので。
まさに、鉄は熱いうちに打て!
…というわけで、今後も子どもたちのやる気の鉄、あつーーーくなってるのを見逃さないようにしていきたいです。
それでは、今日も心晴れる1日を:)
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