わが家の4歳長男、都合が悪いことに直面すると、嘘をついたりごまかしたりする姿がチラホラみられるようになってきました。
これも成長の証…と喜んでばかりもいられません。
親なら誰しもそうだと思うけれど、私は子どもに嘘をつく人間になってほしくないです。
だけど、嘘をついたらだめ!って子どもに伝えるのは本当にむずかしい…。
さらに、その手前の
「どうして子どもが嘘をつくのか?」
という点にも注目してあげないと、本当の解決にはなりません。
病気の治療も大事だけれど、その予防の方がさらに重要なのと同じ。
そんな「子どもの嘘」について、改めて考えさせられることが先日起こりました。
反射的に叱ってしまった…
先日も記事にしましたが、わが家で流行り(?)の「まんが日本昔ばなし」のDVD。
このDVDのケースを長男が亀の子のように抱えて、なにやらコソコソやってるのに気づきました。
長男は一応本人なりの
「やっちゃだめなこと」
というのがわかってきているので、コソコソしてるということは、彼にとって禁断の遊びをしてるということ。
だけど、そこはまだまだ4歳児。
ツメが甘いので、すぐそばにあるテレビボードのガラス扉に、やってることが丸写り…。
ペンを持ってるのが見えたので、私はとっさに
「DVDのケースにラクガキしてる!」
と思いました。
そこで、つい、大きな声で
「くぉらーーーー!」
…って言ってしまったんです。
(なんて典型的な叱り方…汗)
嘘に嘘をかさねる
私の声に、びくっとした長男。
「ペンで書いてたでしょ!ダメだよ!」
と、注意されて
「かいてないもん!」
と言ってきました。
でも、あきらかに、書いてる…。
「いやいや…書いてるじゃん。書いてないって言ったら、嘘ついてることになるよ。」
「かいてないもん。うそついてない!」
…さらに、嘘を重ねる4歳児。
「『嘘ついてない』っていうのも嘘でしょ。」
追い詰める、母35歳。
やりとりしながら、これはいかんなぁと思いました。
長男がほんとにやりたかったことがみえてこない。
長男はあきらかに、『母に怒られるのが嫌で嘘をついてる』のだと感じました。
だけど、嘘を重ねることで私の怒りもおさまらない…。
これはお互い、クールダウンしないと。
子どもの心をほぐす
こういうとき、私は子どもの手をにぎり、ちゃんと子どもの目をまっすぐにみて話すことを心がけています。
▽最近、ポジ夫が買ってきたこの本の影響です
- 作者:藤原 愉美
- 出版社:文化学園 文化出版局
- 発売日: 2018年03月09日
だけど、このとき長男は私の目をみてくれませんでした。
相当、後ろめたい気持ちがあったんでしょうね…。
気持ちは、わかるけど。
だから、ちょっと話の方向を変えることにしました。
「あのね、やっちゃだめなことやるよりも、嘘つく方が、かっかは嫌だよ。なんでかわかる?」
「…わかんない」
「いっちゃん(長男)が、嘘をついて、その嘘を隠すためにまた嘘をついて…ってやっていったら、いっちゃんはみんなから信用されなくなるよ。誰にもお話聞いてもらえなくなるよ。そんなの嫌だよ」
「いっちゃんだって、そんなのやだー」
「うん。だけどね、もしそんな状況になっても、かっかはいっちゃんを嫌いにならないし、ずっと大好きなことには変わりないよ。」
「…うん。」
「だからさ、かっかには本当のこと教えてよ。絶対怒らないし、いっちゃんが今から言うこと信じるから。本当は、何しようとしたの?」
このとき、明らかに今までとは長男の表情が変わりました。
「…あのねー、DVDに書いてある文字を、ペンでなぞりたかったの」
にっこりして、教えてくれたのです。
なんということでしょう。
ただイタズラしようとしたわけじゃなかった。
最近、ひらがなや簡単な漢字にも興味がある長男。
ちょうど、「まんが日本昔ばなし」というタイトルが、彼の「書きたい欲」を刺激したようで…。
「それなら早く言ってよー。
字書きたいなんて、いいことじゃん!」
一気にモヤモヤが解決した私もにっこり。
「それならいい方法があるよ!」
DVDケースをラップで巻き巻きして、好きなだけ、なぞれるようにしました。
たまたま使ってたペンがホワイトボード用なので、何度も書いたり消したりできます。
子育ては次のステージへ?
今回の長男の嘘は、私がつかせてしまった嘘。
頭ごなしに叱ってしまったから、本当にやりたいことを言えなくなってしまったのです。
長男には悪いことしたなぁと、ひさびさに深く反省…。
そして、今回の流れで長男の顔がパッと変わった瞬間がとても印象的でした。
今回の私の対応が正解だったかどうかなんてわからないけど…。
でもやっぱり、
何があっても自分を信じてくれて、認めてくれる存在
っていうのは、すべての気持ちの土台になるんだなぁと、改めて実感しました。
それは、大人だって、子どもだって同じ。
私だって、そうだもんなぁ。
それなくして、いきなり疑いの目を向けられたら、誰だってこわくなって、嘘をつきたくなる。
これが繰り返されたら、自分が嫌いになるだろうし、周りのことも信じられなくなるだろうな…。
嘘をつくって、本人も苦しいことだから…嘘に逃げるようにはなってほしくないなと思います。
思えば、私の母はいつも
「マイミがそう思うならやってごらん。応援するよ」
というスタンスでいてくれました。
それは、いつも言葉で語られたわけではないけれど、いつもの行動や何気ない一言から感じられたので、私は安心していろんなことに挑戦できた気がします。
長男も、もうすぐ5歳。
もう赤ちゃんや小さな子どもじゃなく、自分で考えて行動するようになってきました。
そんなとき、親である私の身勝手で子どもの可能性をつぶしたくないなぁ。
うーん、子育ては、さらにちがった次元へと発展していくのですねー。
これから、こういうむずかしい問題が次々とでてくるのかな…。
むずかしいけれど、やはり子どもとの信頼関係は日々の生活の中で少しずつ培われると思うので。
心して、でも、楽しんでまいりたいと思います。
ココハレポイント(私の反省)
◎子どもの話をよく聞いたり、行動を観察したりして、頭ごなしに叱らない
◎子どもが嘘をつく原因は親にあることもあると心得る
◎「どうして嘘をついたらダメなのか」をゆっくり、しっかり、そのつど伝える
◎ダメなことは教えつつも、いつも子どもの味方でいるよ!ということは1番に伝えたい
◎心の土台は親子の信頼関係からなると思う
それでは、今日も心晴れる1日を:)
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あぁ… このお話がよすぎていま泣きそうです(1歳児寝かしつけ中)。
保育園で使うエプロン、ドラム式洗濯乾燥機で洗える種類でヒットして初めてここに辿り着き、即注文させていただきw、さらに何話か読ませていただき、いまこの話で涙もろくなってます(笑 色々楽しくタメになる話ありで、これから読み進めるのが楽しみです^^
どうでもいいコメントですみません…